【実写版映画】ジョジョの奇妙な冒険「第一章」ネタバレレビュー!

2017年8月15日Lifeジョジョ, 実写, 映画

ファンの期待を裏切り実写版ジョジョ普通に面白い!

実写版のジョジョの奇妙な冒険を8/4日の公開日の翌日に観てきました。
日曜日の昼ごろと一番多い時間帯にも関わらず客の入りは3割ほどで、興行的には爆死確定かも。

まず最初に、この映画にジョジョヲタとして点数を付けるとすれば70点ってところですね。
良いところもあるけど粗が目立つ映画でした。2章以降が出るとすれば観てやってもいいかなぁ~って感じ。何様

同作と同じ監督の三池崇史による「無限の住人」よりは全然良かったです。
せっかくなので「無限の住人」ディスっておきますが、市川海老蔵演じる閑馬永空以外全部だっさい!三池崇史らしいグロさも足りないし、重要な殺陣のシーンも面白みがなく、黒澤明って本当に凄いなっていうのを改めて感じさせてくれる反面教師的な映画でした。「七人の侍」のDVD借りて家で観た方がよっぽど充実した休日を過ごせます。

さて、ジョジョの話に戻りますがここからはネタバレ含みますので注意です!

まずは良かった点。

  • オープニングのジョジョアニメっぽい映像なんかかっこいい!
  • ピンクダークの少年の単行本が並んでた!本当にありがとう!
  • 仗助のじいちゃんの話が深く掘り下げられててベネ
  • スタンドCGが結構すごい!(水のスタンド以外)
  • 虹村兄弟の演技がハマってる!億泰の再現度高過ぎ!
  • 山岸由花子役の小松菜奈が可愛い!
  • 虹村邸(オーシャンビュー)は雰囲気出てる!

そして悪かった点。

  • 無駄な設定変更の数々
  • 片桐安十郎(アンジェロ)ごときに山田孝之はもったいない
  • 山崎賢人が終始グレートではない
  • 山岸由花子役(小松菜奈)は1章に必要ない
  • 承太郎の「やかましい」の迫力不足
  • バットカンパニーに謎の新設定
  • シアーハートアタックのラジコン感
  • 不親切設計で初見だと付いていけない

【リアルタイプ】 ジョジョ の 奇妙な冒険 空条 承太郎 (くうじょうじょうたろう) 風 帽子

以下、良かったところ解説

オープニングのジョジョアニメっぽい映像なんかかっこいい!

映画のタイトルが出てくるときのアニメーションがジョジョらしさが出ててかっこよかったです。
スタッフの中にジョジョ原作を愛する人がいないと作れないようなムービーでした。

ピンクダークの少年の単行本が並んでた!本当にありがとう!

神木隆之介演じる広瀬康一の部屋に岸部露伴の漫画「ピンクダークの少年」の単行本がずらり!
もしかして背表紙は荒木先生監修だったりするんでしょうか?一瞬しか映らないので3秒ほど時を止めて確認したかった!
他にもトラサルディ、杉本鈴美等の小ネタが沢山ありましたが、よく観察しないと気付かない部分もあったかもしれませんね。

仗助のじいちゃんの話が深く掘り下げられててベネ

仗助の祖父の東方良平を演ずる國村隼が渋い!そして熱い!
地域を守り誰からも信頼される優しい巡査長と、その死が念入りに描かれていて、今作の話の本筋となります。
ジョジョの人間賛歌がきちんと表現されていてすごく良かったです。

スタンドCGが結構すごい!(水のスタンド以外)

この映画がお笑い大作となるかどうかの運命を握るCGによるスタンド表現ですが、全体的に良かったです。
人型スタンドに関しては薄くしていっぱい動かして誤魔化してる感はありましたが、オラオラドラドラは迫力があり見応え十分でした。
虹村形兆のスタンド「バッド・カンパニー」はよく出来てはいたのですがリアル過ぎてスタンドというより小さな実写という感じでした。もっとバッド・カンパニーの顔のスタンドっぽさとか腕の接合部のフィギア感とか出してほしかったですねぇ~。
残念なのは山田孝之が演じるアンジェロこと片桐安十郎のスタンド、「アクアネックレス」のCGに関しては初代ターミネーターの液体金属のほうが良く出来てる気がして残念でした。水っぽいのってCG難しいんでしょうね~。
演技が下手なモブ(映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイトより)
上記のモブの下手くそな演技としょうもないCGの組み合わせは必見です!

虹村兄弟の演技がハマってる!億泰の再現度高過ぎ!

真剣佑(cv高木渉!?)が演じる虹村億泰は、声もアニメに似せてきてるし見た目も最高に億泰!前回の記事でディスってごめんなさい!
岡田将生が演じる虹村形兆もいい味だしてて虹村兄弟の演技に関しては文句のつけようがなく神木隆之介演じる広瀬康一もけっこうハマり役でした。

山岸由花子役の小松菜奈が可愛い!

可愛い!可愛いだけ!

虹村邸(オーシャンビュー)は雰囲気出てる!

虹村邸というか虹村城ってくらいの規模の家でしたが不気味な雰囲気は再現できてました。
だだし振り返ると素敵なオーシャンビュー。

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以下、悪かったところ解説

無駄な設定変更の数々

公開前から話題になっていた原作と異なる設定についてですが、他にも数えきれないほどの設定変更がありました。

公開前情報による変更点

  • 杜王町在住の広瀬康一が転校生に変更
  • 康一に惚れたヤンデレ山岸由花子が康一の世話役に変更

公開後の変更点

  • NEW→入学したての仗助が高校2年生になっている
  • NEW→アンジェロの最初の犯罪は親殺し
  • NEW→アンジェロのアクアネックレスは水分と混ざり攻撃する⇒水を操る
  • NEW→虹村形兆がシアハに殺される←重要

細かく言えばキリが無いのですが、これだけ変更されると嘘に嘘を重ね続けないと話が成立しなくなりそうで心配です。
すでに違和感を感じる部分があり、例えば高校2年生の仗助がカツアゲロードでヤンキーに絡まれるのですが、、、「サザエさんみたいな頭してるけど髪の毛を馬鹿にするとブチギレるめっちゃ強い2年生」そんなやばい奴が学校にいることをこのヤンキーは知らなかったんでしょうか?ヤバいやつにはアンテナ張ってなきゃいけないヤンキーがそんなことも知らないなんてヤンキー失格です。なにより、本編を最後まで観て仗助を2年生にする理由など一切無かったのが納得いかない。
意味の無い改変はファンを落胆させるだけでなく話の筋まで壊れるので勘弁してほしいですね。

片桐安十郎(アンジェロ)ごときに山田孝之はもったいない

山田孝之にアンジェロ感は無いにしても迫力ある演技で若手の役者を食い気味でした。
もっと重要な役どころで活躍してほしかったなぁというのが正直な感想です。

山崎賢人が終始グレートではない

そもそも仗助を演じることができる俳優がいるかというと難しいところではあるのですが、山崎賢人から仗助感を感じることはなかったかなぁ。仗助は表情豊かで感情の起伏が激しいタイプなのでもっと演技に厚みとメリハリが欲しかったですね。

山岸由花子役(小松菜奈)は1章に必要ない

原作同様、虹村兄弟に会うまで山岸由花子は出てくる必要ありません。
康一君がスタンド能力に目覚めたからこそスタンド使い同士となった2人は引力により惹きつけあうわけで、今の段階で山岸由花子と広瀬康一のやり取りは不要。
なにより山岸由花子はこの一章でも本筋に全く絡んでこないにも関わらないくせにちょいちょい現れるのでストーリーの邪魔しかしていない。
山岸由花子を出すくらいなら本筋の話をもっと充実させることができたのではないかと思います。

承太郎の「やかましい」の迫力不足

世の中に承太郎様から「やかましい!うっとおしいぞこのアマ!」と言われたい女子は一定層いるのではないでしょうか。
承太郎クラスタにとっては今作で最も大事な部分となるこのフレーズ。
仗助の取り巻きの女子達が騒ぎ出したところで映画館にいる原作組全員、来るぞ来るぞと待ちかまえつつ脳内で空条承太郎(cv小野 大輔)の「やかましい」を再生する準備をしていたはずです。

しかし現実は、、、

伊勢谷友介 { 「 や か ま し い 」

チガウダロ~!

ムカついている感情を爆発させてを腹から声だせよぉ!

恐らく、原作勢は「ぽかーん」としていたことでしょう。

改めて声優の演技力ってすごいんだなぁと実感させられるシーンでした。

バットカンパニーに謎の新設定

実写版のバッドカンパニーは一度出した命令を完遂するまで次の命令受け付けないらしく、しょうもない頭脳戦で仗助が勝ったような雰囲気になってましたが、ジョジョ3大兄貴(残りの2大兄貴は「プロシュート兄貴」と「エルメェス兄貴」)の一人である虹村形兆を欠陥スタンド使いにしないでほしい。
せっかくバットカンパニーのCGも良くて、戦闘もかっこよくて盛り上がったのに非常にもったいない!

シアーハートアタックのラジコン感

今作の一番の問題であるオチのシアーハートアタック。
本来は音石明のスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」により虹村形兆は感電死して、弓と矢が奪われることによりスタンド使いが量産されていくはずなのですが、実写映画では4部ラスボスの吉良吉影のスタンド攻撃により虹村形兆は殺されて弓と矢を破壊されてしまう。2章に備えて話を省略せざるを得ないにしても他の手段は無かったのだろうか、、、
そもそも吉良吉影という4部ラスボスは「平穏で波の無い植物の心のような生活を幸福とする男」であり、自ら争いごとに首を突っ込むようなタイプではない。もし事を起こすにしても絶対に証拠は残さない人物である。
そんな吉良が揉め事に横から入ってきてサクッと形兆を爆破して、スタンドを目撃されてそそくさと立ち去っていく理由が全くわからない。
そして、さらに納得いかないのはシアーハートアタックの造形である。
シアーハートアタックは最強と名高い空条承太郎の「スタープラチナ」が全力で破壊しようとしてもビクともしない最堅のスタンドであるにもかかわず、重厚感が無いうえに一回りほど小さい。スタープラチナでもどうにもできない演出があって初めて、シアーハートアタックの絶望感が生まれると思うのですが、おもちゃ感がして残念でした。
あと、シアハ最初の犠牲者であるむかで屋の主人はコーヒーを飲んでたからこそ温度の高くなっている口の中で爆発したのに、理由もなく形兆の口の中で爆発するのは悪趣味だしやめてほしかった。

不親切設計で初見だと付いていけない

このジョジョの奇妙な冒険という作品は「物語は邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者達が、2世紀以上に渡って繰り広げる戦いを描く大河群像劇」という設定です。
説明っぽすぎるのもどうかとは思いますが、なぜ虹村の親父があんな姿になってしまったのかというのをDIOというフレーズを交えて説明してもよかったのではないかと思う。
ジョジョ原作を知らない初見の人はどのように感じたのでしょうか。

以下、原作未読の方のツイート

原作組が考えるほど悪い評価ではないようですね。
ジョジョファンは「ジョジョはこうでなければならない」という固定観念に縛られて、客観的に作品を評価できてないのかもしれません。

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総評

ジョジョヲタの私としては普通に面白く見れました、もしかしたら原作未読の人のほうがもっと評価は高いかもしれません。
絶対に実写化は無理だとの声が多かったこの「ジョジョ」という作品を上手に実写映像として落とし込んだなと感心致しました。

ジョジョの特徴である「擬音が無い」とか「ジョジョ立ちが無い!」と言っている人もいるようですが、あの映画の中にジョジョ立ちと擬音の文字が出てきたらどう考えてもギャクですwwwもともとジョジョの擬音文字は映画のBGMや効果音を漫画的に表現したものですので、映画になったジョジョに擬音文字は必要ありません。

興行的に爆死の雰囲気が出ており二章が制作されるかどうかも怪しい状況です。
2章の制作のゴーサインを出すために是非多くの人に観に行って頂きたいです!
そして、2章が決定したらまた配役の良し悪しや設定変更に対する不満で大いに盛り上がろうではありませんか!

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