横浜都筑区のマンション傾斜からみる。地盤調査と地盤改良の実態

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今日はすこし真面目な記事です。
ニュースでも大きく取り上げられている、横浜都筑区のマンション傾斜問題についてです。
私は以前、住宅の営業をやっていたので、今回の問題はひとごとじゃない気がしたので少し書きたいと思います。

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横浜・都筑区のマンション傾斜問題の概要

マンション

今回の問題は三井住友建設が施工し、三井不動産レジデンシャルが販売した最高12階建ての4棟からなる大型マンション(パークシティLaLa横浜)のうち1棟が地盤改良の不備により傾くという問題。

700世帯が暮らす、大型マンションで大手ゼネコンが施工・販売したものとしてニュース等で大きく報じられている。

地盤の調査・改良工事を施工したのは下請け会社の「旭化成建材」
同社が調査データを改ざん・加筆したことにより、強固な地盤(支持層)まで杭が一部達していなという。

三井住友不動産は第三者機関を入れて安全性の調査を行うとし、マンション自体の全面建て替えを視野にいれた住民説明会を実施しているという。

すこし前に中国の高層マンションが施工不良で倒壊したというニュースを見ましたが、今回の問題はこれと同等のレベルですよね。
一歩間違えれば倒壊の恐れだってあるのに。

なぜこのようなことがおこったのか

すべては切迫した工期が原因だと思います。

今は空前のマンションブームであちこちで新築のマンションが建設ラッシュです。最低価格が5000~6000万円でも首都圏であれば、飛ぶように即日完売です。

建設ラッシュのせいで下請け業者などは、かなりきつい日程の工期で施工を強いられ、次の現場が詰まっていたりします。
今回コピー機の故障が原因と言われていますが、なんらかの問題でデータがとれておらず、納期が詰まっているため再調査をせずに、改ざんしたデータを提出した・・・。といったところでしょう。

一般的な人は「そんなことあるわけない!」「きっと組織ぐるみの隠ぺいだ!!」なんて思うかもしれませんが、建築業界で少し働いたことがある私としては、十分に理解できる理由なんです。

私の見解はこうです。

  • 1.地盤の調査をする。
  • 今回のような大型マンションの建設の場合、かなり大ががりなボーリング調査(地盤調査)をして、地盤の強度を図ります。
    建物が大きくなればなるほど、調査範囲は広がりますし、固い地盤まで掘削をしなければなりません。

  • 2.調査結果を基に資材を発注しようとするが、プリンターが故障
  • 調査当日に地盤改良の施工ができるわけありません。
    調査結果を基に資材を発注し、後日改良工事が行われます。ここでプリンターが故障!!なのかどうかはわかりませんが改ざんや加筆はこのあたりで行われた可能性が高いです。

  • 3.工期も詰まっていて、再調査なんてやってられないからデータを改ざんする
  • 再調査となれば、その分費用もかかりますし、工期をのばさなくてはなりません。
    そんなこととてもできない!!とデータの改ざんや他の計測値の流用が行われたのではないでしょうか?

絶対あってはならないことですよね!!

けれど、大手であってもこのようなことは起こり得るんです。
特に今回のような大規模マンションの場合は一つの工事の遅れが、のちのちの業者に多大な迷惑をかけることになります。

逆に中小企業の方が、現場のコントロールが容易く、今回のような問題は起きにくいのかもしれません。

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自分の住んでるところの地盤

マンション・戸建に関わらず、建物を建築する際、必ず地盤調査というものをします。

地盤調査
画像参照:住まい造りは、天職だ!

画像は戸建住宅を建てる時のボーリング調査です。
今回のような大型マンションの時はこれの何倍も大きい機械で、地中深くまで調査します。

地盤の調査をしている会社って割とあり、その調査結果を公表していたりします。
こういう機会に自分の住んでる地域の地盤の固さを調べてみてはいかがでしょうか!?

地盤データを見てみる

下記の画像をクリックすると地盤調査のアバウトな結果が見れるサイトに飛びます↓↓↓

地盤
参照:ジオテック株式会社GEODAS

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